ダブル不倫による離婚では慰謝料はどうなるか

まずダブル不倫の意味をハッキリ理解しておきましょう。ダブル不倫とは不倫する双方に配偶者がいる場合です。したがって一方の配偶者が不倫相手に損害賠償を請求すると、相手からも同じように損害賠償を請求されるかもしれないのです。このような場合はたとえ相手から慰謝料を受け取っても、こちらからも支払わなければならないのですから、慰謝料を貰った意味がなくなってしまいます。それどころかこちら側が離婚しないで相手だけが離婚した場合は、相手への慰謝料の方が大きくなることも考えられるのです。したがって、このような場合は相手の様子をよく観察しながら謝料請求のタイミングをはからなければいけません。そうでなく下手に慰謝料を請求してしまうと、相手からは更に大きな慰謝料を請求されて、結局は損をしてしまうことがあるのです。

ダブル不倫では慰謝料を相殺できるのか

ダブル不倫では双方に慰謝料を請求する権利が発生します。ということは話し合いで相殺すればいいではないか、とも考えられます。これはもっともな理屈のようですが、そんなことができるのでしょうか。はっきり言ってダブル不倫で慰謝料を相殺することはできません。なぜかと言いますと、相殺には当事者間に債権が対立することが必要なのですが、ダブル不倫の場合は各々の慰謝料請求は債務者と債権者が異なっているからです。とは言え4名が話し合った上で、慰謝料請求権を放棄することはできます。そうした場合は後でもめないように示談書を作っておく必要があります。